減量はカロリー次第、炭水化物や脂肪はOK…米研究所
【ワシントン=増満浩志】米国立衛生研究所(NIH)の研究チームが、「豊富な食物繊維など心臓に良い食事ならば、体重の減量は摂取カロリー次第で、炭水化物が多くても脂肪が多くても変わらない」という実験結果を、26日付の米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表した。
研究チームは、30~70歳の男女の肥満者811人に、4種類の減量法のいずれかを試してもらった。4種類は、脂肪、たんぱく質、炭水化物の3大栄養素の割合を変えたもの。どれも食物繊維が多く、心臓に悪い飽和脂肪酸とコレステロールが少ない。
摂取カロリーや運動の目標を各自設けて取り組んだ結果、2年間にわたって平均4キロ・グラムの減量効果を持続できた。効果は3要素の割合には関係なく、カロリーの摂取量と消費量の差に左右された。
別のチームが一昨年、女性に様々な減量法を1年間比較して、「炭水化物を減らすのが最も効果的」という結果を発表していた。
(2009年2月26日11時56分 読売新聞)
前に流行った「炭水化物抜きダイエット」 ノン・カーボンダイエットに意味がないのではなく、摂取カロリーと運動(消費カロリー)の目標値を設定することが重要ということでしょうか。
確かに総摂取カロリーを抑えれば痩せるって、当たり前のことをいっているような気がします。
同じメニューでも脂質&炭水化物の比率を下げて、食物繊維を増やせば、当然摂取カロリーは下がりますからね。
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